ちはやふる40巻を読んだ

ちはやふる40巻。
泣いた。
40巻だけで読んで泣いて、38巻から通して読んでまた泣いて、眠れなくてこうして文章を書いてしまうほどに。



学習塾で働いている。
塾にきている子達に、青春全部懸けて将来に向き合って欲しいと思っている。

わたしが、できなかったから。




高3で病気にかかった。
入院が必要だった。
勉強時間が足りなくなった。

過去問を解く時間どころか
日本史の近現代に全く手をつけていない状態でセンターに挑んだ。


過去問解いてないで受かるほど入試は甘くない。
一般入試はほぼ全部落ちた。
本当はセンター併願で合格する滑り止めのつもりで、でもセンターの点が合格ラインぎりぎりで慌てて出願したところにしか受からなかった。



だから、今の生徒たちには、絶対「時間が足りなくて後悔する」なんて思いをしてほしくない。





今、風邪をひいている。
今日はマスクをつけて、時折咳をしながら勤務先の塾にいた。
昼休みに買ったちはやふるをバッグに入れて。

そんな自分が、たまらなく無責任で、生徒たちに申し訳なくなった。


作中の主要キャラも、受験生。
彼らには風邪をひいて休む時間はない。

わたしたちが、彼らに風邪を移すわけにはいかない。


明日からは絶対、マスクを外して生活するのをやめよう。
本当はマスクを外した方が礼儀正しいのはわかってる。
実際ひきはじめの時、咳が出なかったから、受付で保護者対応するのにマスクを外して
そしてそのまま一日を過ごしてしまった。


だけどもうそんなことを言ってられる場合ではない。
彼らに会う生活をしてるのに、わたしが風邪菌をばらまいてどうする。

塾の生徒たちは、青春全部懸けてあそこにいるのに。