マスカレードホテル感想

観てきました。

面白かったです!

ネタバレしない程度にかるーく、感想を書いてみようかと。

 

 

なんといっても見どころは超豪華俳優陣と日本のドラマのエキスパート達の夢の共演じゃないでしょうか。

「演出が過剰すぎる」って声もあるようですが、私にはあれが心地よかったです。

 

ホテルの重厚感といいますか、徹底的なまでの手厚い接客が受けられるあの空間の非日常さ。

そしてそれが事件と絡んでくることによるスリル。

それを表現するためのあの演出はとても好みでした。

 

 

そして俳優陣の素晴らしさ。

主演の木村拓哉さんは、ホテルのフロントマンなのに眉間にずっと皺を寄せている、根はまっすぐで素直なのに常に人を疑って生きているあの感じを、恐らく今の日本で1番ナチュラルに表現できる俳優さんじゃないでしょうか。

キムタクって、ずっと眉間に皺寄せて歌ってるイメージが強かったので(笑)

 

長澤まさみさんとの、正反対だけど似ているところがあって互いに共感して高めあえる『相棒』って感じが

人間ドラマとしても見ていてとても心地よいものでした。

 

 

恐らくこの2名と一部を除く警察官役以外は、殺人事件の犯人だと思わせるために全員が「思わせぶり」な芝居を要求されてたんじゃないでしょうか。

 

 

特にホテルに度々披露宴の打ち合わせに訪れる新婦役・前田敦子さんは、以前観た『イニシエーション・ラブ』の影響もあってか、普通に幸せそうな新婦さんなのになんかありそう感が…(笑)

これは役と役者さんを混同してしまっている…反省します。

 

 

 

真犯人役の方(名前は伏せておきます)は、もはや「この役がその方である」ということすらわからないくらいの怪演。すごかったです。

地上波放送したら、前田敦子さんの『イニシエーション・ラブ』同様名前を出したい作品があるのですが、今はまだやめておきます。

 

 

(前田敦子さんが犯人ではないことをネタバレはしてしまっていますが…ゆるして…ごめんなさい)

 

 

総じて、めちゃくちゃ面白かった。

今の日本で作れる最上級の作品だったと思います。

これは劇場の音響と大きなスクリーンで観て正解でした。推しておきたい。